【愛知】NIPTのおすすめクリニック3選。出生前検査の種類とリスクを知っておこう

妊娠が分かると、おなかの赤ちゃんの健康が気になるものです。特に、遺伝的な疾患の有無を確認できる出生前検査に関心を持つ方は多いでしょう。近年では「NIPT(新型出生前検査)」が注目されており、愛知県内にも受けられるクリニックが増えています。
しかし、出生前検査にはさまざまな種類があり、それぞれの特徴やリスクを正しく理解することが重要です。本記事では、NIPTを中心に出生前検査の種類とリスクについて詳しく解説します。愛知県でNIPT検査を受けられるおすすめのクリニックもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
出生前検査とは?NIPTの特徴と一般的な検査方法
出生前検査とは、妊娠中に赤ちゃんの健康状態や先天性疾患の有無を調べるための検査です。検査の種類は主に「非確定的検査」と「確定的検査」に分かれます。
非確定的検査(スクリーニング検査)
非確定的検査は、疾患の可能性を推測するための検査です。代表的なものには以下のようなものがあります。
- 超音波検査:赤ちゃんの成長や形態異常を確認する基本的な検査
- 母体血清マーカー検査:母体の血液成分を調べ、ダウン症などの可能性を推測
- NIPT(新型出生前検査):母体の血液から胎児のDNAを解析し、染色体異常を高精度で検出
確定的検査
非確定的検査で異常の可能性が指摘された場合、より詳しく調べるために行われるのが確定的検査です。
- 羊水検査:羊水を採取し、胎児の染色体異常を詳細に分析する
- 絨毛検査:胎盤の細胞を採取し、染色体異常の有無を調べる
羊水検査は15週目以降に実施され、確定診断が可能な信頼性の高い検査ですが、約0.3%の確率で流産のリスクがあります。絨毛検査は11週目から可能ですが、羊水検査よりもやや高い流産リスクがあります。どちらも慎重に検討する必要があり、医師と十分に相談することが大切です。
NIPTのメリットとリスク
NIPTのメリット
NIPTは従来の出生前検査と比較して、以下のようなメリットがあります。
- 精度が高い:ダウン症(21トリソミー)、18トリソミー、13トリソミーなどの染色体異常を高い確率で検出できる
- 母体の血液だけで検査可能:採血のみで実施できるため、羊水検査のような流産リスクがない
- 早期に受けられる:妊娠10週目以降と、比較的早い段階で検査可能
従来のスクリーニング検査では、染色体異常の可能性が指摘されても確定診断には至らず、羊水検査が必要になることがありました。一方、NIPTは精度が高いため、より正確な判断材料となるスクリーニング検査として注目されています。さらに、早期に結果が分かることで、妊娠中の選択肢を検討する時間的な余裕が生まれるのもメリットです。
NIPTのリスクやデメリット
一方で、NIPTにはいくつかの注意点もあります。
- 確定診断ではない:NIPTはあくまでスクリーニング検査であり、陽性判定が出た場合でも、確定診断には羊水検査などが必要
- 偽陽性・偽陰性の可能性:100%正確な検査ではなく、まれに誤った判定が出ることがある
- 費用が高額:NIPTは自費診療となるため、施設によっては10万円以上かかる
NIPTの結果が陽性であっても、必ずしも胎児に異常があるとは限りません。そのため、確定診断を求める場合は羊水検査を受ける必要があります。また、費用面でも公的な補助がないため、負担が大きくなる点はデメリットとして考慮すべきでしょう。
NIPTを受けるべきか?判断基準とは
NIPTはすべての妊婦さんが必ず受けるものではなく、以下のようなケースで特に検討されることが多いです。
- 高齢出産(一般的に35歳以上)の場合:染色体異常のリスクが上がるため
- 過去に先天性疾患の出産経験がある場合
- 家族歴がある場合:家族内に染色体異常のある方がいる場合
高齢出産では、染色体異常のリスクが高まるため、NIPTを受けることで安心材料を得ることができます。また、過去に先天性疾患のあるお子さんを出産された経験がある方や、家族内に染色体異常のある方は、遺伝的な要因を考慮しながら検査を受けるかどうかを慎重に判断する必要があります。
出生前検査にはさまざまな種類があり、それぞれメリット・デメリットがあります。特にNIPTは高精度で母体への負担が少ないため、多くの妊婦さんが検討する検査の一つとなっています。ただし、結果の解釈や確定診断の必要性についても理解しておくことが重要です。
次の章では、愛知県でNIPT検査を受けられるおすすめのクリニックをご紹介します。信頼できる医療機関を選ぶための参考にしてください。
愛知でおすすめのNIPTクリニック3選
ミネルバクリニック
ミネルバクリニックは、遺伝子検査を専門とする医療機関で、特にNIPTに力を入れています。専門医による無料の遺伝カウンセリングが提供され、妊娠6週目からの早い時期に検査を受けられる点が特徴です。
また、検査プランも豊富で、染色体異常や遺伝子異常、性別の確認ができるほか、夫婦の遺伝子の組み合わせや精子の突然変異による疾患リスクも調べられます。さらに、オンライン受診に対応しているため、交通の便が悪い地域にお住まいの方や、体調がすぐれないときでも安心して受診できるのが魅力です。
公式サイト:ミネルバクリニック|NIPT(新型出生前診断)・遺伝子検査
DNA先端医療株式会社
DNA先端医療株式会社は、NIPTを提供する医療機関です。妊娠9週目から採血のみで受けられるため、羊水検査のような流産リスクがなく、母体の負担も少ないのが特徴です。高精度(99.9%)の検査結果が最短2日で届くため、妊娠中の不安を軽減しながら、早期に適切な対応を検討できます。
また、NIPTで陽性となった場合でも、確定診断のための羊水従来のスクリーニング検査検査費用が全額補助されるため、追加の負担なく検査を進めることが可能です。さらに、全国の提携医療機関で受診できるため、住んでいる地域に関係なく安心して検査を受けられます。
公式サイト:DNA先端医療株式会社
日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院
日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院では、NIPTを提供しています。
総合病院ならではの充実した診療体制が整っており、検査前後のカウンセリングや必要に応じた追加検査など、安心して検査を受けられる環境が整っています。
また、他院で分娩予定の方も利用可能で、妊娠10週以降から検査を受けられます。専門医が適切なサポートを行うため、不安を抱える妊婦さんにとって心強い選択肢となるでしょう。
公式サイト:日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院
まとめ
出生前検査の一つであるNIPTは、母体の血液から胎児の染色体異常を調べる高精度な検査です。非確定的検査ではありますが、流産リスクがないため多くの妊婦さんに選ばれています。ただし、確定診断には羊水検査が必要になる場合があります。
本記事では、NIPTの特徴やリスクを解説するとともに、愛知県で信頼できるクリニックを紹介しました。安心して検査を受けるために、ぜひ本記事を参考に納得のいく医療機関を選んでください。